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「……ヘッ……後悔すんなよ!」
「…さぁ、後悔すんのはどっちかね」
赤沢は相手高を更に煽るように言葉を放つ。
その自信満々の笑みは相手高を更に怒らせた。
「貴様、調子に乗るなよ!!!」
中堅だったらしい男の一人が堪らなくなったのか赤沢に飛びかかってくる。
スコーン!!!!!
「……え……」
「よし、次ー」
何が起きたか分からず男は呆けるしかなかった。
ただ自分が面に一本をくらい瞬殺された事実が突き付けられただけだった。
「な、、、何なんだお前ーーーー!!!!!」
完全に怯んだ相手高。だが構わず赤沢は煽る。
「おいおい。今のやつが中堅かよ?底が知れたなぁカス高」
「て、てめぇえええええッツ!!!!!」
その挑発に乗った副将と大将も中堅と全く同じ面で瞬殺されたとさ。
「終わったぜー」
「さすが赤沢!!!」
「世界の竜介だ!!!!!」
「好きだー!!!!!」
「よくやった!赤沢!!!!!」
先輩の声とよく分からない賞賛に囲まれて赤沢としては特にどうでもいい興味のない勝利を手にした。彼は今日の日のことを一日で忘れるに違いない。
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