『序章』

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もっと派手ででーんとしたものを期待していた自分としてはなんだか拍子抜けである。 「……えーこれ“タイムマシン”?!」 「そうだ。これが“タイムマシン”だ!!ってもっと感動しろよ!!!!そんな白い目で見ずによ!!!!!」 いかにもガラクタを見せられましたという反応を赤沢がしたのでこれには先輩も焦って弁解したくなったようだ。 「だってこれただの台じゃーん」 赤沢の言う通り先輩の言うタイムマシンはちっさい丸いステージにしか見えない残念なものだった。 「……ええい、うるさい!!! 乗ってみれば、、、乗ってみれば全てが分かる!!!!!??」 「じゃあ行かなかったらハリセンボン食えよ?」 「グロい!!!お前はガチで罰ゲームが酷すぎる!!!!! まぁいいーーとにかくこの上に乗れ!!!!」 赤沢が今だ半信半疑で丸いステージの上に乗ると先輩も一緒に乗ってきた。
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