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千穂「あんまり無茶しないで
くれる?」
「してねぇよ
挨拶だろ」
千穂「君の挨拶は死人を出す
ことかい?」
「出してねぇだろ?
四年ぶりに会っての第一声が
それかよ」
お互いが眉間にシワを寄せて
話している。
一触即発な雰囲気だが飛鳥は
暢気に欠伸をしていた。
そこに場違いな格好をしたのが
一人。
まるでお嬢様の様な格好をした
女の子が歩いてきた。
「まったくですわ
私は今日は息抜きに来てるん
ですのよ」
飛鳥「おっ魅玖じゃん♪
久しぶり♪」
魅玖「まだくたばってなかった
んですのね」
飛鳥「相変わらずひでぇな
語尾の猫語は止めたのか」
からかう様に言う飛鳥。
魅玖はプイッとそっぽを向いて
しまった。
どうやら本人にとっては黒歴史
に近いらしい。
千穂達もいつの間にかにらみ
合いを止めていた。
「さっさと入るぞ
誰かに見られちゃ事な奴も
いるしな」
飛鳥「了解♪
何かあったら俺が何とかする」
千穂「お前がやると仕事が
増える」
魅玖「それよりお菓子は?」
部屋に行くまでにも賑やか
だった四人。
使用人の人達と何度か擦れ
違ったが慣れているのか別段
反応はなかった。
そのまま中庭の方の部屋に
行くとそこには既に四人分の
酒とちょっとしたツマミや菓子
等が用意されていた。
がこの四人なので量は普通より
かなり多い。
そこは気にしない事にしよう。
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