第一章

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千穂「あんまり無茶しないで くれる?」 「してねぇよ 挨拶だろ」 千穂「君の挨拶は死人を出す ことかい?」 「出してねぇだろ? 四年ぶりに会っての第一声が それかよ」 お互いが眉間にシワを寄せて 話している。 一触即発な雰囲気だが飛鳥は 暢気に欠伸をしていた。 そこに場違いな格好をしたのが 一人。 まるでお嬢様の様な格好をした 女の子が歩いてきた。 「まったくですわ 私は今日は息抜きに来てるん ですのよ」 飛鳥「おっ魅玖じゃん♪ 久しぶり♪」 魅玖「まだくたばってなかった んですのね」 飛鳥「相変わらずひでぇな 語尾の猫語は止めたのか」 からかう様に言う飛鳥。 魅玖はプイッとそっぽを向いて しまった。 どうやら本人にとっては黒歴史 に近いらしい。 千穂達もいつの間にかにらみ 合いを止めていた。 「さっさと入るぞ 誰かに見られちゃ事な奴も いるしな」 飛鳥「了解♪ 何かあったら俺が何とかする」 千穂「お前がやると仕事が 増える」 魅玖「それよりお菓子は?」 部屋に行くまでにも賑やか だった四人。 使用人の人達と何度か擦れ 違ったが慣れているのか別段 反応はなかった。 そのまま中庭の方の部屋に 行くとそこには既に四人分の 酒とちょっとしたツマミや菓子 等が用意されていた。 がこの四人なので量は普通より かなり多い。 そこは気にしない事にしよう。
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