第0話

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「へぇ。敬語使えるくせに、そんなこと口にする奴いたんだ? ふざけんじゃねぇ。 俺は、低俗な屑じゃねぇ。 高貴な屑だ。」 「な!頭の良い人間に対して、そのような態度は許せません。」 「お前さぁ、誰に対して頭いいとかほざいてんの?」 「なんだと」 「俺より頭がいいとかほざいてんの?」 「貴方よりは、ね。」 「じゃあさ、君の大好きな先公に今すぐ聞いてこい。この俺様が何者なのか、な。」 「何者だというんですか?」 「お前なら、分かるだろう。簡単な問題をだしてやる。 問い1 赤川葉がいくらあがいても叶わない相手は、誰でしょう。 問い2 この学園始まって以来の天才児の実態は、如何でしょう? 態度が悪くて、サボってばかりで、授業もろくに聞いていないのに、学校にいる俺様は何者でしょうか。」
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