オタクに人権は無いんですか!?

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「おいおい、俺抜きで話を進めないでくれないかい?」 スパルタクスがどっかから取り出した豪奢な剣を俺に突き付ける。俺はそれに怯むことは一切なく溜め息を吐く。 「なぁ……お前ら、誰に喧嘩を吹っ掛けてるか分かってんのか?」 「……俺の素晴らしき世界を壊した賊になんだけど?」 「そうだそうだ!」 …………世界神ってナルシストばっかなんだな。まぁ、今更気にしたりはしないけど。 俺は再び大きく溜め息を吐いた後に、絶対不壊の効果がついている世界神の剣を掴む。そして俺は、 「お前らが挑もうとしているのは…………チートをも、神をも越えし……たった一人の人間だ」 剣が壊れるという事象を確定させ、剣をそのまま握り潰した。そしてそのまま動揺して固まっていたスパルタクスの首を掴む。 「ぐっ…………何で…………?」 「よくこんなショボイ剣で戦おうなんて思ったな。絶対壊れない? 絶対なんてこの世に俺しか与えられない称号なんだよ。バーロー」 椅子である最高神が俺に攻撃を仕掛けてこようとしたが、俺は最高神の『生命活動、思考』以外の全てを禁じた。つまり、最高神はただの木偶の坊と化した。 「そもそもなぁ……俺が元々輪廻神だった時でもお前らなんて楽勝で倒せるんだ。それを遥かに上回った今の俺に勝てる訳ないだろ」 「ぐぅ…………あががっ……!?」 俺はそう言いながら首を、ゆっくり……そして静かに徐々に絞めていく。力を入れていく度にスパルタクスの顔の色がどんどん変化していくのが面白い。 「おっと、そういえば神様は不老不死がデフォルトだったな。ま……関係ないけど」 老いない・死なないという事象を、老いる・死ぬという事象に確定させてもらった。不老不死なんてもう今更な能力だよな。 「そのまま…………死ね」 俺はちょっと力を入れた。 それだけで、肉を握り潰す不快音と共に世界神の胴体と頭は別れを告げた。俺は死体を見るのもあまり好きではないので、死体も魂も全て一瞬で浄化させた。 さて、残るは…………。
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