とある講義風景

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____皆さん初めまして。私の名前は『朝霧浩之』、【国立時空間研究所】・・・通称【時空研】の局長を務めさせてもらっている。今日はこの学校の校長に頼まれ、皆さんに【古代文明の遺物】ついての講義をさせてもらうことになった。では、始めるとしよう。 ・・・さて、魔法と科学の両立するこの世界(惑星)には一つの大陸を取り囲むように島々があり、俺達人間を含む数多の種族が暮らしているのは皆知ってると思う。  だが昔・・・遙か昔にはその人間以外の種族である『エルフ』や『ドワーフ』、『龍族』等は存在せず、人間のみがこの世界を蹂躙していたらしい事が最近の調査で発掘された文献によって判明した。とはいってもただ他種族に関する記述がそこにないだけで、実際にはこの大陸を囲む島々に住んでいたのかもしれないし、大陸の端っこでひっそりと暮らしていたのかもしれない。  ・・・ここはまだ調査中だから、あまり突っ込まないように。  とまあそれは蛇足で、その古代人達の持つ文明。いうなれば【古代文明】・・・とまあここは習ってるだろうから深くは言わないが、トンデモな高度な文明があったわけだな。  ・・・それで、今では使える者は殆ど居ない禁呪【古代魔法】やとても危険な【古代兵器】。これらをいち早く回収し、調査する。それをしているのが俺の研究所である【時空研】というわけだ。  それでは本題に入るとしよう。その【古代____ ・共和国立悠々学園東高校にて行われた特別講習より抜粋
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