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スズネ「良い様ね」
私は視線を前に向け、屋敷に帰った。
そう言えば今日は帝になる為の儀式が行われるんだったっけ。
スズネ「ただいま」
ゼンクウ「ん?ああ、帰ったか。準備は出来てるから、地下室に来い」
スズネ「分かったわ。先に行ってる」
絶属性の魔力を腕に纏わせ、振るう。空間が裂け、中からあの変なスライムが現れる。
………えっ。
スライム「うはwwww豪邸wwww豪邸かここはwwwwwwww」
スズネ「……」
スライムを蹴飛ばし、空間の中に放り込み、自分も続いて中に入る。少しして空間の裂け目が閉じる。
スズネ「…な・ん・で!アンタがこの中から出てくんのよ!?」
グイグイと踏み付け、顔を顰める。
スライム「知らないしwwwww気が付いたらここに居たし――――ってほう?wwww」
途中で何かが分かったかの様な顔をし、ニヤニヤし出す。
スズネ「何よ?じれったい。早く言いなさいよ」
スライム「聞いて驚くなよ?―――なんと!俺はどうやらお前の使い魔となってしまったらしいのだ!!」
スズネ「は…?」
使い魔に、なった?この、スライムが…?気色悪い顔をしたこのスライムが…?
スズネ「あ、有り得ない!?最悪っ!!」
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