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私が帝、極帝になってから数日程が経過した。
フライ「スズネーww飯、飯おくれwwwww」
このウザキモ系のスライムは私が爆弾で爆発させた時に私の魔力を吸い込み、手違いで使い魔となってしまったハーフスライムのフライだ。
ちなみにフェンリルとスライムのハーフらしい。何故、フェンリルはスライムとなんかと子供を産んだのだろう。ご愁傷様だ。
スズネ「うるさいわね。今作るから待ってなさい」
台所に行き、冷蔵庫からシュークリームとタバスコを取り出す。絶賛1人暮らし中だ。両親が突然、実家に帰らなくちゃいけなくなったので1人暮らしとなったのだ。
1匹変なのがいるのはノーカンよ。寧ろ存在してないのと同じ。
ある程度の大きさの皿を用意し、シュークリームを置く。
スライム「まだー?ww」
スズネ「待てって言ってんでしょっ!!」
創造属性の魔法を発動し、果物ナイフと小型ハンマーを創り、果物ナイフだけフライに投降する。
フライ「うべっ!?」
スズネ「はぁ…」
小型ハンマーでシュークリームを潰し、そこへタバスコを大量に放り込む。これで完成。タバスコシューだ。
スズネ「出来たわよ」
頭に刺さったナイフを吸収しながら面白い顔で泣いているフライの目の前にタバスコシューを置く。
スズネ「美味しく食べるのよ?」
優しい笑顔でフライに言う。一瞬、フライは私の顔を見て天使でも見たかの様な顔をしたが、タバスコシューを見た途端、悪魔でも見るかの様な顔に変わり果てた。
フライ「……ナニコレ」
スズネ「タバスコシューよ」
フライ「………えっ」
私とタバスコシューを同時に見て、口元を引き攣らせるフライ。
フライ「これが、タバスコシュー…?俺が知ってるタバスコシューってあれだよ?シュークリームの上にタバスコがちょこっと乗ってあるあれだよ?…えっ、マジナニコレ……異物?」
スズネ「違うわ。フライ専用タバスコシューよ。美味しそうでしょ?」
フライ「何処が!?タバスコの量とか明らかに虐めレベルですよ!?しかもシュークリーム原形留めてねぇしっ!!」
スズネ「良いから食べなさい」
フライを掴み、顔面からタバスコシューに突っ込ませる。数秒後、動かなくなったフライを持ち上げ、ゴミ箱にシュートした。
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