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翌日の深夜
けたたましく電話がなる
布団に入ったばかりだった
「もしもし」
『お父さん先生が息をしていません」
新婚間もないのでまだ先生と呼んでいた
『息をしていないとはどういうことよ」
弘子「・・・・・・・」無言
『分かった、いますぐいく」
息をしていないとは死んだということではないか
心臓が裏返る思いで
{やや子、善行がしんだらしいよ」
妻はきょとんとして事情が飲み込めないでいた
取る物もとりあえず家を飛び出した
垂水航路はもう止まっている時間である
桜島フェリーへと車を走らせた
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