第2話

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予知夢  第1話 正夢というのだろうか 夢にみたことが現実となる 私の家族は四人 子供は二人男と女 それは男の子に起こった出来事である 男の子といっても成人している 職は小学校の教諭をしている ある日の夕食時四人で食卓を囲んでいるときでした 突然息子は立ち上がったかと思うと後ろに下がりすぅーと消えてしまったのである びっくりしたとたん目が覚めた 夢を見ていたのだ それから数日後また同じ夢を見た そしてまた同じ夢を見た また同じ夢を見た 一月の間に四回も同じ夢を見るとはだだごとではない 一抹の不安が胸に黒雲となって湧き上がってきた 妻に話すと妻も心配になり善行に電話してみてというので家に電話してみた 留守である 留守のときは携帯にかけろといわれていたのを思い出して携帯にかけてみた 「モシモシ あっ 善行 今どこ」 「東京に来ているよ」 「そう 父さん悪い夢ばかり見て心配になって電話した」 「明日帰るよ」 元気そうな声に一安心しながらもまだぬぐいきれないものはのこっていた  
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