第2話

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翌日の深夜 けたたましく電話がなる 布団に入ったばかりだった 「もしもし」 『お父さん先生が息をしていません」 新婚間もないのでまだ先生と呼んでいた 『息をしていないとはどういうことよ」 弘子「・・・・・・・」無言 『分かった、いますぐいく」 息をしていないとは死んだということではないか 心臓が裏返る思いで {やや子、善行がしんだらしいよ」 妻はきょとんとして事情が飲み込めないでいた 取る物もとりあえず家を飛び出した 垂水航路はもう止まっている時間である 桜島フェリーへと車を走らせた
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