序章

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『縁君は戦ってないわよ。だって、空ちゃんからの電話の後にすぐに電話を掛けて来たから』 「えっ…?」 空は戦ったのが縁でも無い事に驚く。 『縁君にも電話が来たみたいなの。空ちゃんからの偽電話が。その真偽を確かめる為に私に電話を掛けて確認したみたいなんだけど、まさかあれが偽者だなんて思わなかったから……』 どうやら縁は清にも電話が来ていないか確認したように、最初から疑って掛かっていたようだ。 だが、流石に縁も電話の記録や、自分以外にも電話が来ている事から本物だと思ってしまったらしい。 「それじゃあ、誰がジャバウォックを……?」 益々深まる謎。 そんな中、空は一人、不審な心当たりがあった。
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