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「という事は、これらは偽物であるという事ですか?」
念の為に久保は空に確認する。
「多分…。もしかしたら、本物を誰かが盗んだのかも……」
空の推理はこうだった。
だが、一見正当性のありそうなこの推理であっても不可解な点はある。
「ですが、そうだとしても、ライズジャケットは登録制だった筈です。少なくとも貴女でなければジオブランクは出撃すら出来ませんし、後の二体にもそれぞれ同じ事が言えますよ」
久保の言う通り、三体のロボットはそれぞれ登録されたパイロットでないと起動すら出来ない仕組みになっている。
だからこそ、空は七年前に九歳という年端も行かない年齢で命を賭ける事になったのだ。
「そっか…」
空も自らの推理に自信は無かったが、これ以外に何も思い付かなかった。
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