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「……ぷはぁ!五臓六腑に染み渡るー!」
メロンソーダを飲み、凜の喉も復活する。
「五臓六腑にメロンソーダってのもどうなの?」
「まぁまぁ、そんな感覚って事で」
空も思わずツッコんだが、凜の適当さを十分知っていたのでこれもまたその一環であると理解していた。
「という訳で次、空ちの番ね!」
自分はマイクを離さずに、テーブルの上のもう一つのマイクを渡す凜。
その理由は、
「また勝手にデュエットするつもりでしょ」
空の選曲した歌を乗っ取り兼ねない勢いでデュエットする為である。
「大丈夫大丈夫!楽しければ何でもオッケー!」
こういう場合、大抵入ってきた方だけが楽しいのであって、入られた側が楽しめるかどうかは曲次第だ。
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