兄ちゃん、…………

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もう…マジで後悔… 事の発端は、何気ない休日のひとこまから始まってしまったのです…。 ―とある日の休日― 漫才カルテット、もとい、俺と若宮と琢磨と来斗は、モ●ハンしていた。 ちなみに、来斗んちでね。 来斗んちは、ていうか、来斗の部屋が広いから、四人で遊ぶときは、もっぱら来斗んちだよ。 距離も、みんなの家の中間くらいだし。 「はっはっはー! 紅玉ゲットー!!」 隠れてばっかだった人が一番もらってる! ずるい! 「琢磨、サボってばっかりだったくせにー! なんだこりゃー!!」 「お、変態は頑張った割りに少ない報酬だね プー!!はははは!!」 若宮がわざとらしく笑みをこぼした。 くそう、次はタル爆弾(G)で敵ごと粉砕してくれるわ!! しばらくみんなで楽しく狩りにいって、夕方ごろ。 「やば…俺今日バイトやった!! ほなもう帰るわ!!」 「おっつー」 琢磨がパタパタとせわしなく部屋を出ていく。 続いて、若宮も、一番下の弟のお迎えに行かなきゃ、と出ていってしまった。 ここで俺も帰るべきだったかも。今となっては、もうおそいけどね…。 .
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