289人が本棚に入れています
本棚に追加
「…代わりでいいから…」
「…え…」
「兄ちゃんの、代わりでいいから…」
いやいやいやいやいやいやいや
だめだろう、そういうことは!
俺も大概クソ野郎だけど、友人相手にやらかすほど飢えてなんか…
―…ない、と言い切れません。
「ら、来斗…だめだって。
そういうのはさ、もっと大事に…っ
!!?」
あー来斗と通算二回目のキス…
結構柔らかい…
じゃ、ねえよな!
強引に唇を奪われ、そのまま押し倒されてしまう。
まずい、めっちゃ嫌な予感!
こういう展開、BL小説でよく見かけるよ!?
この先地獄行き!!
何度も唇をついばまれ、口腔内を舌でまさぐられて。
一瞬、
もし兄ちゃんとしたら…
なんて妄想しちゃって。
普段の妄想壁を呪う。
俺のばか野郎ー!!!!妄想力たくましすぎんだろ!!!!
「……勃ってる…」
「…ぷはっ!
ざけんな…!!
んんんなことされたら、たっ勃つだろッ!!!」
「兄ちゃんの事思い出したんだろ?」
ギ ク
.
最初のコメントを投稿しよう!