兄ちゃん!!…あのね?

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―夕飯 「ご飯できたわよ。 譲呼んできてくれる?」 「うん」 譲の部屋をノックし、夕飯であることを告げると、返事もなく扉が開く。 眉根を寄せた、不機嫌そうな譲が出てきた。 「…なんだ、お前、その顔は」 「何でもない、大丈夫。」 「………」 そっけなくそれだけ言って、のそのそと階段を下りていった。 …いつもなら、 少し前なら、 階段を上がってくる足音だけで飛び出してきたのに。 つまらなくなったな。 食事をしている最中も、終始不機嫌で、食べ終わるとすぐに風呂へ行ってしまった。 .
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