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〈*県某所〉
「ほあああ」
着いてみてびっくりした。
立派な老舗旅館だ。
テレビで見たことある!
趣のある玄関。
そう大きな旅館ではないけれど、年月を重ねただけの貫禄を醸し出している。
あああ。
ここ最近の俺のばか野郎!!
はしゃげねえじゃねえか!!
「今日はここに一泊するぞ」
父さんがみんなの荷物を下ろしてくれて、朗らかにそう言う。
「いらっしゃいませ。
芥田さまでございますね?」
「えぇ。お世話になります」
「いえいえ、遠いところお疲れさまです。
お部屋にご案内しましょう」
女将さんと中居さんたちに荷物をもってもらい、部屋に案内してもらった。
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