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じりじりとした熱い空気を吸い込んでため息をつく。
どうして…こうなっちゃったかなぁ…
汗と一緒に、腐った脳みそも流れちゃえばいいのにな…
いくら悔やんでも、自分がしたことは消せない。
俺自身が選んでしまったことだ。
来斗には申し訳ないことをしたな…
もう終わりにしなきゃ…
俺も来斗もダメになる。
ていうか、もうダメになってんのか。
若宮と琢磨も……
まだ心配してくれてるかな。
いや…もう呆れて、放って置かれてるのかもね。
また漫才カルテットやりたいけど…
もう、無理かなぁ………
……あーーー…………
後悔、
後悔、
後悔。
何も考えたくなくてサウナに来たのに、結局、後悔の渦に飲み込まれる俺。
…涙が、出てくる…
そこへ、誰かが入ってきた。
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