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現実を見つめることがこんなに辛いことだったなんて。
ずっと逃げてばっかだったから、カミサマからの天罰だよね。
どうしよう、俺。
独り暮らし始めようかな。迷惑かけないように…
観光スポットから少しはずれた公園で、雨に打たれながら、ブランコを揺らす。
きぃ。
きぃ。
きぃ…
あーあ…
俺ってば、ずっと嫌われてたんだ。
毎日、求婚して、バカみたい…
気がつくと、うなだれた視界の端に、見覚えのあるスニーカーが見えた。
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