兄ちゃん!!…あのね?

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「手もこんなに冷たくして…」 「えっちょ…ににに兄ちゃん!?」 「…ん?」 さりげなく、俺の右手を包み込んでますけどね… 兄ちゃん、俺にたいしてこんなに優しかったこと、一度もないんだよ!? いきなりそんなことされたら… どどど動悸が…!!! 胸が、は、はちきれそう…!! 「…なに?」 「いや…あの… なななななんで、こゆこと、するのかな、って……」 「さっきも言ったろうが。 愛してるから。」 「むぎゃーーーー!!!!」 面と向かって、そんな恥ずかしいこと言える人の神経疑っちゃうわ!! あ、こうゆうこと少し前に俺の方が言ってたね!!俺の神経疑っちゃうね!! 混乱してると、兄ちゃんがニヒルに口の端を上げた。 .
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