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「うう…ひっ……く…うぅ…ッ!!
琢磨くんの……ばかぁ!!
浮気するし…構ってくれないし…
冷たくするくせに､体だけは求めてくるなんて…!!
うっ……ワケわかんないよ…!!
もう､大嫌いッ!!」
「…おお｡
俺は､最初から好きやなかったで｡
顔は､結構好みやけどな?」
「―――…!!
……サイテーッ!!」
「………っ…」
パンッ､
と頬を張る乾いた音が､むなしく響く｡
俺は､さっきまで彼女だった女のビンタを､甘んじて受けていた｡
暇潰しに､付き合った相手だった｡
顔は結構好みだったけど｡
好きだって､向こうから言ってきて､断るのも面倒やったし､暇やったから､付き合った｡
……のが､いけなかったんやろなあ｡
わかってる｡
「…はぁ…」
.
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