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ゲームも一段落して、自室にこもる…前に、兄ちゃんに聞かなきゃいけないことがあった!
「兄ちゃん!聞きたいことがあるんだけど」
「…忙しい。後にしろ。」
「やだ!今!」
「チッ!一分くれてやる。」
わお、一分もくれるなんて、なかなか優しいなあ!
「身長と体重は?」
「……175cm。60kg。」
「痩せてるねー。ありがと!」
「待て、なぜ聞いた?」
「兄ちゃんの等身大抱き枕を作るため♪重さも同じにする♪
それで毎晩だっこしながr」
「やめろ、気色悪い!
今すぐ裁縫道具を炭にしろ。」
「えー…じゃあ毎晩抱き枕になってくれる?」
「寝言は寝て言え。
一分だ。じゃあな。
くれぐれも、バカげたもん作るなよ!」
早口で捲し立てて、バァン!!と部屋のドアを閉めた兄ちゃん。
ああ、創作意欲掻き立てられるう!!
早速リビングへ下りる。
「母さん、裁縫箱貸して!」
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