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「…マドレーヌ?
とか?」
こないだ捨てた、兄ちゃんを慕っているであろう人物からの贈り物が、思い浮かんだ。(13P参照☆)
「…そういうことには、よく気がつくな。」
「鞄に匂いがつくって、相当だよ?そんな大量に仕込まれたりした?」
兄ちゃんは、観念したように話し始めた。
「ここ最近ずっとだ。
全部、同じヤツ。気がつくと、マドレーヌが入ってるんだよ」
「ストーカーぽくなってきたね」
「ああ。
帰り道、誰かにつけられてる感じがしてな…当たりだった。
家までバレてる。」
そこで、肝が冷えた。
どうしよう。ガチのストーカーじゃん!
「危ないじゃん!毒盛られちゃうよ、兄ちゃん!」
「食ったりしねえから大丈夫だ。」
「でも…!」
「強力な助っ人もいる。」
「え、もしや俺?(照)」
「違う」
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