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…ピンポーン!
玄関のベルが鳴る。
お客様だ。
「助っ人が来たぞ。紹介してやる」
「おお!」
早足に階段を下りて、スコープを覗く。
…丸眼鏡の青年。兄ちゃんと同じくらいかな。
扉を開けて、招き入れる。
「ちわー」
「…?
こんにちワ。えーと…芥田瞬さんハ…」
「よく来てくれたな」
「瞬ー!
この子誰ヨー?隠し子かヨー?」
「いえ、弟っす…」
「えー…?
全然似てないネー。」
「よく言われます」
「章介、取り合えず入れ」
「ありがとネ。お邪魔しまス~」
超素直な、中国人来た。
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