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「…はい?
!!!?
ひぃっ!!」
兄ちゃんの顔を見るなり、ドアを閉めようと慌てて引っ込む女性。
丸眼鏡で、みつあみで、大人しそう。
ちなみにドアは、兄ちゃんが足を突っ掛けた為、閉まりませんでした☆
「貢ぎ物の件で話があるんだが。
入れてくれ。」
「すみませんっ!!ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさ…―!!」
「てめぇの部屋で、話をゆっくり聞いてやる。
_ 開 け ろ 。」
兄ちゃんは、泣いている女性に対して、ガチで容赦なかった。
怒鳴ったりしてないけど、威圧感が半端ない。
章介さんと二人で、ガクガクブルブルしてるよ。
やっぱり、オーラが悪役過ぎる。
大人しそうな女性は、消え入りそうな声で、「…どうぞ…」と言い、うつむいたままドアを開けた。
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