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―父と母の会話―
「ほんと仲良しね」
「そうだね…」
二人が風呂に入り、夫婦でのんびり食後のお茶をすすりながら会話を楽しむ。
「不思議なものだな。
私と亜美(アミ)が惹かれ合ったように、あの子達も、互いに惹かれ合ってる。」
「そうね…男同士でっていうのに偏見はないけど…
満雄(ミツオ)さん。
譲には、そろそろ話す時が来ているかもしれないわ」
「うん…
そうだ、12月は結婚記念日だろう?
四人で、どこか旅行に行こう」
「いいわね!
でも、少し緊張するわ…」
「はは、まだ9月だよ。
大丈夫。君のおかげで、譲は良い子に育ってくれた。
きっと受け止めてくれるよ。」
「えぇ…」
この会話がどんな意味を持つのか。
譲は知るよしもなかった。
「兄ちゃん、いい背筋してますね///」
「黙って洗えクズ」
「はいっ!///
もっと罵ってください!!」
「よし。罵りながら、お前の大事なモノを洗ってやろう」
「ありがとうございます!!」
「もちろんタワシ。」
「やめて。不能になっちゃいます」
「ほら、足開いてこっち向け。洗ってやるぞ?」
「恐い!台詞は卑猥なのに、恐い!」
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