兄ちゃん、俺の●●が危ないよ!!

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とにもかくにも、なんとかプランを捻りだし(主に若宮が)、ついに修学旅行当日を迎えた。 早朝五時、兄ちゃんの部屋で、俺はグズっていた。 「…ゔぅにゃあぁあああぁあ~… 行きたくないぃいぃい~! 兄ちゃぁあんんん(泣)」 そこ、みっともないとか言わない! だって寂しいんだもん! 寝起きで半分ボーッとしている兄ちゃんは、あとの半分は明らかに不機嫌だった。 そりゃそうですよね!でもでも… だぁってぇえぇえ(泣) 「…譲、うるさい…」 「うぇえぇえ…!(泣)」 「…みっともない…」 「兄ちゃぁああああん!(泣)」 「もう、譲っ!!近所迷惑よ!! 早く支度して、お父さんの車に荷物まとめちゃいなさい!」 見かねた母さんが参上した。 だってぇえええぇえ!! .
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