兄ちゃん、俺の●●が危ないよ!!

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頭に、兄ちゃんの手。 手? あれ、俺なでなでされてる。 嬉しいけど… え?えっ? 「…良い子だから…行ってきなさい…」 「………… はい……行ってきます?」 「ん」 そう短く返事すると、兄ちゃんは再び布団に潜り込んでしまった。 頭なでなでの衝撃が抜けずに、唖然としていると、下から父さんが駆け上がってきた。 「ゆずー? あっお前、着替えもまだだったのか?! 何してんだ、間に合わないぞ?」 「あ…うん、すぐ着替える…」 「エンジンかけてくるからな。」 兄ちゃんに罵ってもらえないなんて。 調子でないなあ… 旅行中は逐一兄ちゃんに電話しよーっと☆ .
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