兄ちゃん、俺の●●が危ないよ!!

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「 」 来斗の手に包まれる頬。 引き寄せられる腰。 瞬く視界。 さわやかな水のせせらぎ。 今まで、こんな距離で来斗の顔は見たことないな… 友人にキスされている俺の脳内は、あまりの衝撃に、かなり冷静に分析していた。 何秒もしないうちに、唇は解放された。 「ッ……ごめん…… こんなことして… ごめんな……」 「…………………………」 言葉に詰まっていると、来斗の目からぼろぼろと涙がこぼれた。 正直言って、泣きたいのは俺のほうである。 どうしようもなく好きだって気持ちは伝わってきたけどね、この後の展開が地獄でしかないよ。 「…わかったけど… 俺、本気で兄ちゃん好きだから、来斗は友達としてしかみれないよ?」 「……うん… それでもいいんだ… …ごめん…」 「…うん。びっくり、したけど、もう、平気。」 嘘を吐きました。 心臓バックバクで、平気なんかじゃあありません。 .
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