兄ちゃん、俺の●●が危ないよ!!

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なんとか落ち着いた頃に、来た道を戻ってベンチにたどり着くと、若宮と琢磨はもう戻ってきていた。 あれ、お土産持ってない。 「お帰り~!」 「ただいまぁ! 二人ともどこ行ってたん?いないから、今電話かけるとこやったで?」 「ちょっと滝まで涼みにね。ところでお土産は?」 「お店のすぐそばに、シロネコヤマト(運送会社)のサービス窓口があったから、発送手続きしてきた。」 「あないな量持って、旅館入られへんもん。 なあ?若?」 「ああ…」 二人がへとへとな様子を見ると、かなりの量を買わされたらしい。 手数料もそれなりに取られたらしく、財布の中身は、残り数百円だと騒いでたよ。 楽しかった自由行動も終わり、旅館へ戻った。 時間通りに着くと、担任が落胆した表情を見せた。 「…チッ。漫才カルテット、京都において帰れば楽なのに…」 「「「「鬼だな!!!」」」」 .
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