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横には、まだ幼い少年だった。
少年は、全力疾走で走っていたが
崩れる足場が少年の近くまで来ていた。
徐々に少年の走りがみるみる遅くなっていく。
俺も、崩れる足場が近づいてくるのを確認し、また走る。
ハァハァ!っと息を吐きながら走る。もう何分立ったのであろう。とその時。
「あっ!アァァァァ!!」
と声が聞こえた。誰かが落ちたのだろう。その声は俺の耳を襲う。
グチャ。グチャ。と。タ,タスケ‥テ‥と喰われる音と助けを求める声が俺を襲う。それは、恐怖を植え付けるみたいだった。
でも、俺だけではないはず‥他の奴隷の皆も同じはずだ。俺は死にたくないから走る。
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