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何はともあれ、凄く嬉しい。思わず顔がニヤけちゃう。恥ずかしくて、今、顔見られたくない。俯いとこ。 「なんで真歩はいつもそんなに可愛い事してくれるのかねぇ。誰にでもそんな面見せてんのか?他の奴にそんな面見せんじゃねェって言いたくなるわ。……なーんつって」 極めつけに、この言葉。なにこの破壊力。冗談だって、わかってるのに。思わず真に受けてしまいそうになって。そして、私がどういう風に受け取るのかも理解してそういうことを言っているのだろうから、ずるい。 「……ずるい」 「ん?」 「なんそれ、ずるいよ。女性が言われたい言葉ベスト32ぐらいだよ……!」 「なんでそんな微妙なんだよ」 ―・―・―・― その後、一緒にご飯を作ったりと、彼と一緒に楽しく過ごせた。ドキドキするけど、蒼君の隣に居るとやっぱり楽しいや。
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