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病院で検査をするりおを待合のイスで待つ
外傷はないものの
頭部を強く打っているため
MRIなどの検査も必要だとすぐに運ばれてしまう
「りお・・・・なんで・・・・」
幾度となく味わってきたこの待つ時間
もぅこんな事はないと信じていたのに・・・・
「成瀬くん?!・・・
あぁやっぱり すっかり立派になって」
そこに立っていたのは恰幅のいい看護士
キャップのラインから婦長さんなのがわかる
「天川さん！
・・・ご無沙汰しております」
イスから立ち上がり彼女に頭を下げる
「まぁまぁ 座りましょう」
彼女は温かな笑みを浮かべ
ベンチに並んで座るよう促す
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