後輩

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観察1日目。 朝。 食堂に行くと、既に水沢は友達と朝食を食べていた。 あいつ、友達いたんだな。あんな楽しそうに笑って…… 俺がガン見していると、視線に気付いたのか水沢がこちらを見た。 『てめぇ、なに見てんだよ』と言わんばかりに睨まれ、俺は目を逸らした。 学校に向かう水沢の後ろを、気付かれないように身を隠しながらついて行く。 『なにあれ…ストーカー?キモッ……』と言わんばかりに周りの奴らが冷たい視線を向けてくるので、俺は現実から目を逸らした。 1限目が終わり、休み時間も水沢の観察をするかどうか考えていたら、早く着替えろと隼斗に言われ、次が体育だったのを思い出す。 慌てて着替えつつ、休み時間の度に水沢の教室まで行くのは面倒だなと思い、やめることにした。 今日の体育は校庭でサッカー。 今は他のチームが試合中のため、俺は隼斗と校庭の脇に座っている。 何気なく後ろの校舎の方を見ると、水沢の姿が見えた。 というか、こっちモロ見てるんですけど。 俺はすぐさま顔を逸らし前を向く。
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