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「俺の周りウロチョロすんな。目障り」
「いや、むしろお前が俺の周りウロチョロしてると思うんだけど……」
反論すると、水沢にキッと睨まれた。
が、そんなことで怯む俺ではない。
「というか、一つ言っていいか?俺、一応お前の先輩なんだけど」
こいつは俺の一つ下の1年坊主なのだ。
「だから?」
「いや、敬語使えし。そして、もっと敬え」
「有り得ない」
「何があり得ないのか説明してくれるかな?」
「俺より勝ってるところもないのにお前のどこを敬うの?」
真顔で言うなし。普通に傷つくわ。
しかし、ここで引き下がるわけにはいかない。
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