27人が本棚に入れています
本棚に追加
心に精神的大ダメージを受け、鬱の世界に入っていると、七宮さんがモジモジし始めた。
それに気がついた俺は、顔を上げて七宮さんを見た。
俺より身長が低いので、必然的に上目遣いになる。
さらに、頬を赤めて手をこすり合わせている姿をご覧下さい。
これは男心をくすぐる凶器だ。
まさに俺の心をくすぐる狂気だ。
あ、ごめん。
なんか違う世界に行ってました。
「た、小鳥遊くんてカッコいいね///」
さらに頬を赤めた七宮さんから発せられた言葉。
た、小鳥遊くんてカッコいいね…。
カッコいい?
()いい?
あ、これはあかんわ。
夢の世界へレッツ…
「ゴォォォォォオオオ!!!」
近くにあった木に、思い切り頭突きを何回もした。
危うく発狂するところだったぜ。
まぁ、軽く発狂しているがな。
「あの~、大丈夫ですか?」
心配そうな顔をして俺の顔を覗いてきた。
「あ、大丈夫。ちょっと無限回廊を彷徨っていただけだから」
「……?…?」
意味が分からなかったらしく、悩んでいる顔をしていた。
今更だけど、俺も意味がわからねぇ。
最初のコメントを投稿しよう!