始まる日々

18/29
前へ
/310ページ
次へ
その後、なんでもないと伝えた。 まだ悩んでいたけどな。 そんなことしながら歩いて行った。 そして… 「…やっと着いた」 長い旅路を終え、やっと校舎の中に入れた。 いくらなんでも遠すぎるだろ。 軽く15分はかかったぞ。 みんな、それぞれ自分の出席番号のかかれた靴箱に靴を直し、中にあるスリッパに履き替えた。 うむ、青か…なかなかのセンスだ。 どうでもいいことを思いながら、周りを見渡す。 (女子が多いな…) そう、体育館でも思ったが男子と女子の比率の差がかなり著しいのだ。 まぁ簡単にすると、男が3、女が7といったところだな。 ここは元々女子校だったらしく、去年ぐらいに共学化したそうだ。 なんで、こんなところに入学させようと思ったんだあの親は…。 俺は両親から勧められた高校がここなんだ。 理由? そんなのわからねぇよ。 ただ、ここを受けてみないか?みたいな感じで言われただけだからな。 この話を優美亜にすると、すごい食いつきだったな。 「私もそこ行く!!!」 って目を見開いて、俺の顔の目の前で言われた。 今考えると、なんでだろうな。
/310ページ

最初のコメントを投稿しよう!

27人が本棚に入れています
本棚に追加