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その後、なんでもないと伝えた。
まだ悩んでいたけどな。
そんなことしながら歩いて行った。
そして…
「…やっと着いた」
長い旅路を終え、やっと校舎の中に入れた。
いくらなんでも遠すぎるだろ。
軽く15分はかかったぞ。
みんな、それぞれ自分の出席番号のかかれた靴箱に靴を直し、中にあるスリッパに履き替えた。
うむ、青か…なかなかのセンスだ。
どうでもいいことを思いながら、周りを見渡す。
(女子が多いな…)
そう、体育館でも思ったが男子と女子の比率の差がかなり著しいのだ。
まぁ簡単にすると、男が3、女が7といったところだな。
ここは元々女子校だったらしく、去年ぐらいに共学化したそうだ。
なんで、こんなところに入学させようと思ったんだあの親は…。
俺は両親から勧められた高校がここなんだ。
理由?
そんなのわからねぇよ。
ただ、ここを受けてみないか?みたいな感じで言われただけだからな。
この話を優美亜にすると、すごい食いつきだったな。
「私もそこ行く!!!」
って目を見開いて、俺の顔の目の前で言われた。
今考えると、なんでだろうな。
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