27人が本棚に入れています
本棚に追加
そのまま無言でご飯を食べる二人。
すると俺は口を開いた。
「てかなんでいつもお前いんの?」
これは前々からずっとのこと。
確か中学二年ぐらいから始まった。
まぁ別にいいんだけれどもね。
最近はそれが当たり前のように…ん?
俺が誰なのかって?
あれ、自己紹介してなかった?
あ、そっかすまんすまん。
改めまして、小鳥遊 隼人だ。
全てが平凡レベルの一般ピーポーさ。
以後、お見知り置きを。
んで、俺の前に座っているのが、高瀬 優美亜だ。
ちなみに幼馴染みだ。
何かと俺を面倒見てくれる、とてもいいやつ。
「そんなの前からでしょ?気にしないの」
優美亜はそう言うとまた箸を進めた。
「ごちそうさまでした」
ご飯を食べ終わった俺らは学校に行く準備をする。
今更だが、今日は入学式。
俺たちが入学する日だ。
俺たちが入学するのは、聖修高校(せいしゅうこうこう)だ。
かなりの名門校で、頭もそこそこ良い。
今となっては、必至で勉強した甲斐があったと思う。
「隼人~、行くよ」
「あ、おう」
優美亜が玄関のところで呼んだので、返事をして急いで玄関まで行った。
最初のコメントを投稿しよう!