筒姫

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あなたがいないと、私は生きていけない。 そんな自己中心的な思考、どうにかなんないかな。 私は自己中心的な、最低な人間。 我儘ばっかで、不器用で。 だからもう、忘れなきゃいけないの。 私を作ってきた全てが、消えてしまいそうで怖いから。 優しい人を、友達を、あなたの姿と重ねた。 そんな日々を過ごしててなんとなく気づいていたのを、必死に見て見ぬ振りをしていた。 ああ、結局憎めば憎むほど疑問って湧くんだなあ。 そこで明るく自慢気な誇らしい声が、聞こえる気がして。 今更になって気づいた恋愛感情と、心の友と言える関係で色づいた幼心、そして価値観の違いに気づいたときの激痛。 全て、憎しみに変わった。 具体的にどうしたいとかはないけど、最初は本当に殺意があった。 子供にだって、そういうのはある。 大人だけじゃない。 子供だって本気で人を愛するし、そんな人を殺したいほど憎むことだってある。
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