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お久しぶりです。
山本荘司です。
まぁ何が久しぶりって作者が久しぶり、約3ヶ月ぶりに更新してるっていう事だ。
とりあえず、昨日はゲーム大会で終わったんだが、俺は今その時の楽しみを思い出す事は出来ない。
それどころじゃないからだ。
「もしもーし。荘司さーん?」
「えっ?あ、なんだ……?」
「随分と汗かいてますよ?」
白鳥さんにそう言われ、麦茶の入ったコップを渡された。
一応貰っておくが、きっとこの汗は暑さによるものじゃない……冷や汗だ。
「荘司ー?」
今度は姉貴が、俺の部屋のドアを開きながら呼ぶ。
「あんた、自分の用意出来たの?」
「あぁ、いや、少しだけ……本当に行くのか?」
「当たり前でしょう?」
呆れているかのように姉貴は答える。
「毎年行っているじゃない。そんなに嫌なのかしら?」
「嫌というか、先行き不安というか……」
姉貴に首を傾げられる。けど、なんかうまい言葉を思いつく事が出来ないんだよな……
とにかく、今の俺にとってはそれくらい厳しい事に違いはない。
近々、田舎の祖父母の家に行く事が。
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