8月4日

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お久しぶりです。 山本荘司です。 まぁ何が久しぶりって作者が久しぶり、約3ヶ月ぶりに更新してるっていう事だ。 とりあえず、昨日はゲーム大会で終わったんだが、俺は今その時の楽しみを思い出す事は出来ない。 それどころじゃないからだ。 「もしもーし。荘司さーん?」 「えっ?あ、なんだ……?」 「随分と汗かいてますよ?」 白鳥さんにそう言われ、麦茶の入ったコップを渡された。 一応貰っておくが、きっとこの汗は暑さによるものじゃない……冷や汗だ。 「荘司ー?」 今度は姉貴が、俺の部屋のドアを開きながら呼ぶ。 「あんた、自分の用意出来たの?」 「あぁ、いや、少しだけ……本当に行くのか?」 「当たり前でしょう?」 呆れているかのように姉貴は答える。 「毎年行っているじゃない。そんなに嫌なのかしら?」 「嫌というか、先行き不安というか……」 姉貴に首を傾げられる。けど、なんかうまい言葉を思いつく事が出来ないんだよな…… とにかく、今の俺にとってはそれくらい厳しい事に違いはない。 近々、田舎の祖父母の家に行く事が。
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