9人が本棚に入れています
本棚に追加
ちなみに、彼女からの霊的被害は今のところ無い。
ふむ……これを気に、ちょっとこの人について知る必要があるなぁ。
「どうかしたんですか?」
目の前で手を振りながら白鳥さんが聞いてくる。
善は急げだ。そんなことより台所に向かおう!
「よっとぉ!」
「うわっ、階段一気に降りてるくるなって言ったでしょ!」
「ごめんごめん。それで何か買い足す物ない?」
そう、俺が考えた白鳥さんについて知る方法その1。
白鳥さんの1人でおつかい大冒険!!
「買い足す物……?醤油がきれそうね。あとは夕飯の材料が……」
「よし、そしたら買いに行かせよう。」
「買いに行かせるってアンタまさか……」
そのまさか、だ。
俺は後からやって来た白鳥さんを指して答えた。
「今回は白鳥さんに1人で行ってもらおう!」
多分、突然のテンションとか、お願いとかのせいで白鳥さんは唖然としている。
と、姉貴がため息をついたような気がした。というかついていた。
「ちょっと無茶にも程があるんじゃないかしら?」
「買いに行くっていってもここから5分もしないスーパーだから大丈夫だろ。それに、ちょっと知りたい事もあるから。」
「知りたい事……なによ?」
最初のコメントを投稿しよう!