恋するキモチ 後編

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「私も……樹利にしていい?」 静かにそう尋ねると、樹利は驚いたように目を開いた。 少し身体を起こして、樹利の胸に寄り添った。 樹利の言う通り、とても嫌な行為だった。 でも、不思議なの。 好きで、好きで、好きだから。 これが恋する気持ちのなせる業なのかな? 「……駄目……かな?」 そっと見上げて尋ねると、樹利は、 「だ、駄目って、駄目じゃない……けど……」 少し動揺したように、そう言った。
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