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「さて、トオル君にはやってもらうことが色々とあるのだが今日のところはこちらに慣れてもらう意味も兼ねて娘にこの城を案内させよう。」
「トオルさん。こちらです。」
「…ああ、はい。よろしくお願いします。」
正直、拍子抜けした。
いきなり勇者とか魔王とか言われて何をするのかと身構えていただけに今日は何もしないと聞いて脱力せずにはいられなかった。
とりあえず言われるままシャインさんについていく。
まずはどこへ向かっているのだろうか。廊下もやたら広くて豪華だ。
というか、シャインさんの年齢はどのくらいなんだろう?
異世界の人間だからなのか、どうにも歳が分かりにくい。
僕と同じくらい?
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