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「トオルさん、まずはここです。」
どうでもいいことを考えている間に最初の場所に着いたらしい。
大きな部屋の真ん中にとにかく長くて大きいテーブルが置いてある。
「ここはご覧の通り食堂ですね。トオルさんにはしばらくの間この城に住んでいただくので食事はここですることになります。ちなみに、ここは王族専用なので城の従業員の食堂は別にあります。」
食堂は特に見ることもないのですぐに次へ行くことにした。
歩いていて気付いたことがあるのだが、廊下ですれ違う人たちの僕らを見る目が
なにか違和感があった。王女様と勇者様(自覚はないけど)だったらもっとこう、尊敬するような目とかで見られてもいい気がするんだけどむしろどこか厄介なものを見るような目だった。気のせいかな?
「次はこちらです。トオルさん。」
またどこかについたらしい。
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