華月大神の間にて

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地球 天の光を浴び、水に潤った美しい星 その星を納めるは、 絶対神であり創造主である アヴァック 地球を創り、神を創り、生き物を創った 慈愛に満ち溢れ、神としては申し分ない彼ではありますが 否、父親としては実に、実に情けない輩であります 神としてワタクシが創造された当時から思っていたことではありますが、輩は女に疎く、また心の痛みを案ずるがあまり甘やかし甘い蜜を吸わせるような情けない神でありました かく言うワタクシめは、彼と仲睦まじい東洋の神でありまする 絶対神である彼から東洋の島国の神格を任された若き女神…とでも申しましょうか 名は華月と申します 華月大神。九十九の神を従え、東洋の島国を護る微力な神に御座います ふふ…絶対神に口答え出来るのは彼の息子たちとワタクシだけでしょう それほどまでに彼とワタクシには深い絆があるのです
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