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めったに泣かない宏太兄ちゃんが泣いていた。 裕「はい…」 まだ信じられないまま病室へと戻った…。 そこには…侑李と涼介が僕を待っていた。 涼「裕翔…先生は何って言ってた?」 裕「あのね…心臓病で余命宣告されちゃった」 涼・侑「えっ?」 裕「20歳まで生きられるか分からないんだって」 涼介と侑李は信じられないのかボロボロと涙をこぼしていた。 裕「涼介も侑李も泣かないで…。僕頑張るから!!だから…お願い。泣かないで」 涼・侑「うん…」 裕「ありがとう」 そして、僕は今日から入院することになった。 本当は入院したくないのに…。 まだ涼介と知念と遊びたかったのに…。 学校にも行きたいのに…。 どうして良いときに病気になったりするのだろう…。 そんな事を考えていると兄ちゃんが入ってきた。
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