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気分屋で気性の激しい美香の、プイと怒ったいつもの顔が浮かび、納得がいった。
「あの……なんで寝てたんですか? 俺」
「夕飯を済まされた後、急に眠いと仰って」
「そうですか? 疲れてたのかな……どうして、裸に?」
「びしょ濡れどしたさかい」
あっ、そうか! 確かにびしょ濡れだった。
どしゃ降りの雨と雷鳴が甦った。
自分で脱いだ記憶がないと言う事は、女に脱がされた事になる。
俺の中に妙な色気が芽生え、まともに目を合わす事ができずにいると、
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