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ーー女は、俺の腕の中で風に舞う牡丹の花弁のように乱れ狂っていた。
女の熟れた肉体に溺れてゆくのを、俺はアルコールで麻痺した脳で感じていた。
翌朝、俺は両手両足を縛られた上に、猿轡と目隠しをされていた。
働いているのは聴覚と嗅覚だけだった。
「ふふふ……これで、あんたはうちのものや。ここで一緒に暮らしまひょ。ふふふ……」
女の喋り方は一変して俗っぽくなっていた。
身動きのとれない俺の体は、このまま女の玩具にされるのか。
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