5月

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浩太だ。 愛しい浩太。 でも…私には抱きつく資格もなく、声をかける資格もない。 私が自分で捨てた恋なんだもん。 あたりまえ…よね。 小学校のころとまだ変わらない身長と顔。 でも、これから会えなくなって、次同窓会とかで会うときには、どうなっているんだろう。 そう思うと…怖い。 私の知ってる浩太ではなくなってしまうんだ。 私は自転車を走らせた。 浩太の影を睨みつけて。
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